陶磁器製造プロセスにおける脱炭素化を見据え、水素炎燃焼炉を用いて陶磁器製品の試作を行いました。具体的には、鉄分を多く含む朱泥土を陶磁器用坏土として選定し、水素炎加熱の特徴である高温水蒸気による還元作用を利用して、焼成体への独特の色合いの付与を狙いました。湯呑形状の焼成体において、底面部に還元作用による窯変が生じました。