パーライト製造における性能評価の一つとして、高温加熱顕微鏡を使用して黒曜石の温度に対する形状変化を観察しました。黒曜石を毎分10℃で昇温加熱した時の各温度におけるシルエット像から、920から930℃で膨化し始め、1000から1010℃で最大になり、その体積は約15倍に増加しました。その後、やや収縮したのち、溶融しはじめ1250℃あたりで半球状になりました。この形状観察がパーライトの用途に合わせた最適焼成条件の一助になるものと思われました。