あいち技術ナビ

2022.05.26

計測・分析技術

【顕微ラマンによる内部微小異物の分析について】
共同研究支援部

 顕微ラマン分光分析は、約1μmという高い空間分解能を有し、さらに透明な材料であれば非破壊で内部を測定できる分析手法であり、微小または内部異物の分析等によく利用されています。その活用事例として透明樹脂コーティング内部の微小異物分析を紹介します。顕微ラマン分光分析により、異物はポリスチレンであることが推察され、透明樹脂コーティング表面から10μm程度の深さに存在していることも分かりました。