あいち技術ナビ

2022.10.01

機械・材料技術

【電磁式膜厚計による膜厚測定について】
産業技術センター

 工業製品や建築物などに使用される金属部品の多くは、防錆や意匠性などの目的で塗装、めっきなどの表面処理が施されています。これら表面処理の性能は膜厚によって大きく変化するため、膜厚を測定することは、その性能を評価する上で非常に重要です。
 めっきや塗装の膜厚を測定する方法としては、サンプルを切断し、その断面を顕微鏡等で直接観察する方法のほかに電磁式膜厚計、渦電流式膜厚計蛍光X線膜厚計といった機器を用いて非破壊で膜厚を測定する方法があります。今回は、これらのうち電磁式膜厚計によるめっきや塗膜の膜厚測定について紹介します。