あいち技術ナビ

2022.07.25

機械・材料技術

【包装貨物及び包装容器の圧縮試験について】
産業技術センター

 包装貨物及び包装容器の圧縮試験は、保管中及び輸送中の積圧荷重に対して十分な保護性を有しているか確認するための試験です。内容品を入れた包装貨物に所定の荷重を加えて行う場合と、空の包装容器を用いて圧縮試験機(図)により最大圧縮強度を測定する場合の二通りがあります。近年では、内容品を入れた包装貨物の圧縮試験や積重ね荷重試験のニーズが増してきています。積重ね荷重試験は、一般的に包装貨物を2段積みにして上段の上に所定の荷重になるよう調整した不足分の荷重を24時間搭載して行う試験であり、実輸送により近い状態の評価が輸送包装の現場で強く求められています。